臨床精神病理 第43巻02号

2022年08月30日

原著論文

• 精神病理学における「精神」とは何か
  武田　宣真

研究の周辺

• 自閉スペクトラム症の「感覚体験」を考える
  二木　文明
• いかにして「解離」は生起するのか――現象学的試論
  大饗　広之
• 「気分障害の純粋な病理＝混合状態の原基」仮説
  芝　伸太郎

日本精神病理学会 第44回大会（Web）

• シンポジウムにあたって
  深尾憲二朗
• 妄想の類型論
  古茶　大樹
• 妄想の「枠組説」，再考
  生田　　孝
• 妄想はなぜ定義するのが難しいのか
  熊﨑　　努
• 知識主張としての妄想的主張の特徴について
  植野　仙経

• 「あいだ」＝制度を使った臨床のための場，制度を使った精神療法（psychothérapie institutionnelle）と木村敏の出会いの準備
  ピエール・ヨハン・ラフィト（仏文和訳　三脇　康生）
• 木村敏とジャン・ウリ逹の出会い ─「木村敏かウリか」ではなく「木村敏とウリと」─
  三脇　康生
• 「絶対の他」の臨床哲学に向けて──上田閑照の木村批判を通じて
  清水　健信

• 木村敏の著作に関するフランスでの受けとめられ方
  Joël Bouderlique（仏文和訳　アポリアとジョエル・ブーデルリック）

追悼

• 追悼・Alfred Kraus先生
  岡　一太郎